江口寿史監修
かねてからの懸案であるデッサンをがんばるぞーと急に思い立ち、かわいい女の子の描き方が載っている本を探しにいった。大阪梅田のでかい本屋に行く。
棚を見てみると、あるある。「漫画イラストの描き方」「女の子の描き方」「ちびキャラの描き方」どきどきしながら手に取ったが、開いてみてあぜんとする。
いったい今の世の中どこに、ビッグ錠や柳沢きみおタッチの女の子を描きたいやつがいるのか、と。これを買う奴がいるのか。デッサンとかポーズ以前に、このキャラを見ながら練習する気にはなれない。
他を探す。
どうもいまどきのかわいい女の子が載っている本は、決まってCGの塗り方しか書いてないようだ。もっと簡単に「いまどきアニメ風の体型をいっぱい描いたポーズ集」とかないものだろうか。リアルデッサンはあきらめた。即席でアニメ絵だけ上手くなりたいの僕は。
もうしばらく探してみると、「江口寿史監修 日常のポーズ1007」という本を見つけた。
江口寿史といえば、一世を風靡した上手い漫画家(イラストレーター)だ。そうそう、僕はこんな絵描きになりたかったんだ。リアルな体型の癖に女の子がかわいい。なんだかオシャレ。こんな風に描けたら僕はもう充分だ。と思っていたんだった。
パラパラとめくると、ポーズがちょっとデフォルメされ(大げさな)いろんな角度から撮影された女性の写真が満載だった。江口寿史監修だけに、女子高の制服を着た写真が多い。とりあえずこれを買った。家に帰ってしげしげと見てみる。うーん。
OL風のスーツに、おもいっきり肩パットが入ってる。…バブルだ。バブリーだ。これは相当古いんでないのか。
奥付を見てみると、1995年に出版されたものだった。女子高生の制服の写真も、そういえば丈が長い。
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