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2004.07.14

完熟マンゴーを食べる

mango.jpg

こないだ完熟マンゴーが届いたのだ。会社のみんなでお金を出し合い、2箱買った。14個で15,000円。初代ファミコンが買えてしまう値段をフルーツごときに使う。まさに贅沢。

2箱あったので、1箱目はお披露目。綺麗に賽の目に切って、スマートに食べてみる。

はっきり言うと期待はずれだった。中途半端に熟した柿、または桃のような、普通の味がした。

松っちゃんが絶賛した味とは本当にこれだったのか?若干ダウンタウン松本を崇拝気味の僕は本当に落胆した。この程度の味で満足するのか松っちゃんは。と思った。

皆納得いかない様子でマンゴーをつついている。大変な出費を皆に強いてしまった。静かにイベントは進んだ。

実の部分をつついた後、マンゴーの種と皮が残る。マンゴーの種はかなり大きいので、切るときは魚を三枚におろすような格好になる。種の周りにはまだたくさん実が残っている。値段を考えると本当にもったいない。そこで誰かが言った。

「だれかタネの周りをしがんでみないか」

その一言に反応したのは、社内で一番食いっぷりのいい社員。彼はいつものワイルドスタイルで種の周りの実をほお張った。威勢良く飛び散る汁。獣のような歯。

だがそこからである。完熟マンゴーの真価が見えたのは。

「……ウマー」

でた!ウマー!ウマー出たよ!僕はすかさず、手元にあったもう一つのタネの周りをほお張った。

ウマい。これが本当に、さっきまで食べていたものなのだろうか。芳醇な香り、染み出る甘味、やわらかな舌触り。

そうだ、ほお張らなければいけなかったのだ。小さく刻んで、舌先でチロチロやってはいけないものだったのだ。そういえば松っちゃんは一個丸ごとほお張っていた。やり方を間違えていたのか。味覚全体を使わなければ本当のウマさはわからなかったのか!

2日目、 僕たちは完熟マンゴーの本当のウマさを味わった。皆料理評論家状態。飛び散る汁。皮の周りまでむさぼる姿。

また来年。

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コメント

まずいマンゴーしか食べたことない、羨ましいぞ。

そういや、こないだ食べた京野菜の加茂なす、油で焼いただけなのにウマ~だった。TV等でうまさを表現していたタレントが無能であることを実感する。本当にうまいものは表現できないのだから食べてみてナンボだと再認識した。

うまいので一度ご賞味あれ。まだ間に合います。

おお、加茂なすウマそう。

加茂なすは食べたことないけど、なすの焼いたのとか油で揚げたのとかはホントおいしいよね~!一人暮らしだからなかなか食べる機会ないけれども。

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