道頓堀ラーメン大食堂の惨状
横浜のラーメン博物館に続けと、鳴り物入りでオープンしたはずの大阪発ラーメンテーマパーク・「ラーメン大食堂」。日曜休日だというのにシャッター閉まりまくり。全部で8店舗のうち、営業していたのは「函館らーめん船見坂」と「家系 ラーメン六角家」のみ。この間も、またまたその前も、さらにその前からずっとこの調子。もうだめぽい。
六角家が目当てでたまに通っているのだが、このままではラーメン大食堂ごと消えてなくなりそうです。勘弁して下さい。
この惨状を撮ろうと、今回はデジカメを持って行ったのだ。行ってみるとその廃れ具合で悲しくなること請け合い。なので、うらぶれた雰囲気とラーメンが好きな人は是非行こう。そしてラーメンを食べよう。
- むつみ屋(北海道味噌ラーメン)。自動券売機に張ってある、店長の立身出世漫画?が泣かせる。
- 幸太郎(和歌山ラーメン)。閉店張り紙アリ。まだピカピカの提灯に無力さを感じる。
- たけはち(支那そば)饒舌にしたためられた前口上がぽつんと張られてある。味はびっくりラーメンに良く似ていた。
- 風来軒(とんこつラーメン)。閉店張り紙アリ。極めて陰気に写っているが、実はここは入り口に近く好ロケーションなのだ。
- 徳福(徳島中華そば)。ここはウマかった。店内に置いてあったアンケート葉書の設問のひとつに、「今日もっとも輝いていた店員の名前を教えてください」というものがあったが、接客担当はただひとりだけだった。
- 純喫茶 DO-TON(喫茶)。狙って昭和レトロ風につくった内装ではあったが、休業状態になってよりいっそう悲哀の漂うスペースに仕上がっている。
- 特設屋台(あてもの屋台)。「只今遊べません」との表示。入り口のエスカレーターを登るとすぐにこの屋台が。寂しくて涙出そうに。
- とんぼりアイス(アイスクリーム)。閉店張り紙アリ。カウンターの中はガラクタ置き場の様相。
さて、その寂れ具合からは想像もつかないが、このラーメン大食堂、去年の5月にリニューアルしたばかりなのだ。まだ半年くらいしか経ってないじゃんよ。どんなリニューアル方法だったか。簡単に羅列すると…
共通スペースに昭和初期のレトロ家具をごちゃごちゃ配置し、壁に日活映画のポスター、金鳥蚊取り線香などのホーロー看板などを貼り付けた。BGMは昭和歌謡を流した。そうして、施設に「昭和路地裏百貨店」という副題をつけた。
しかしこの状態では、小粋な演出どころかマジに路地裏じゃないか。
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