憂鬱とぼんやりの狭間
長年一緒にやってきた同志が心の風邪にかかってしまったようだ。いつもと違う目線、いつもと違う動き、もやもやとたよりなく背負う空気。
あれは大丈夫か、これはないか、間違いはないか、整然としているか。なのにあいつらはこちらを向いて何をしゃべっているんだろう、何を笑っているんだろう。そして俺ははどこに立っているんだろう、そもそも此処に立っているんだろうか。
そんな、傍目から明らかにわかる焦燥の行動。いったいあいつはどうしたろうか。僕らはどうすれば、彼に一番いいだろうか。仏頂面がいいんだろう。笑顔でいればいいんだろう。気にしなければいいんだろう。相談にのればいいだろう。パァッと楽しめば自然とよくなるさ。でもね、じっさいおかしいよアハハ。
僕もそこそこ適度に思いやろうとし、まさに結局、経緯を面白がっているんだ。
それを彼は知らないんだろうか。あるいはそういった同情と嘲笑を外肌で感じながらも、一所懸命に普遍を演じようとしているんだろうか。
今回はそんな絵。
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