« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »
『本当に、出て行かなきゃならないのかい』
「うん。もう明日、新しいせんたくきが来るからね」
『そうだねぇ、……仕方ないねぇ』
「ああ。悪いんだけど」
『ふふふ。なんだか、まだ信じられないよ。あたしゃ、あと10年は生きて、あんたの未来のお嫁さんにまだまだ使ってもらうつもりだったんだ』
「うん、悪いけど明日、早いからさ」
『初めて会ったのはいつだったか。そうだねぇ。今から13年も前になるかね、あんたが二十歳の時だった。可愛い顔してさ、眼をきらきらさせてさ、あのとき、嬉しそうに私を指差したんだ。”これだ、これが一番いい!“、つてね』
「そういう話はやめてくれ。君は故障したんだ。仕方ないじゃないか」
『そんなもの、中の芯がちょっとゆがんでるだけさね!他はピンピンしてるよ!きれいなもんさ!』
「……」
『ね、ねお願いだよ、後生だから、もういちど修理して、使ってくれないかねぇ』
「もう新しいせんたくきを買っちゃったんだ、今更どうしようもないよ。さあ、いいからもう行ってくれないか?」
『……そうかい』
「ああ、悪いけど」
『ね、体に気をつけなよ、下着は毎日替えるんだよ、それにいつまでも一人でいるのは良くないよ、早くいい人を見つけて結婚するんだよ』
「ちっ、いいからもう早く行けよ!ぐだぐだうるせぇんだよボロ洗濯機が」
『……』
「早くいけっつってんだろ!」
『わ、わかったよ、……じゃあ、もう行くよ。元気で、元気でね。さようなら』
「ああ」
もういっちょ
さらに掲載。
前に載っけたかな…まあいいか。
久しぶりにハードディスクをあさってみたら懐かしかったので掲載。
ほんと、ハンバーグ焼くのは難しいぜ。表面はコゲコゲで真っ黒のくせに中身は生焼け。それでも食うけどな!
昨日会社休んで一日寝ていたが症状変わらず。昨日のうちに病院行けば良かったな。
写真は大阪と和歌山の県境くらいにある弁当屋の張り紙。
和歌山男前軍団というのは弁当の名称か。声に出して言いたい日本語。
そうだマンガを描かなきゃいけない。ずっと忘れてた。
ようーしかくぞう~
画像は「無能の人(つげ義春 著)」からのスキャン画像。おいらの座右の書だよ。
最近のコメント