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アウトサイダー・アートという画集を買った。アウトサイダー・アートというのは何かって言うと、
専門的な美術教育を受けていない人々が、伝統や流行に影響されず、自信の内側から湧き上がる衝動のままに表現した芸術。
作者には、精神障害者や降霊術者、囚人、世捨て人など、精神的あるいは社会的に世間から外れた人々も多く含まれる。
というもので、要するに「ヘタクソじゃないかしら」「デッサンを勉強しようかしら」とかそういう躊躇なしに、情熱に任せてモリモリ絵をガツガツ描いている人々の絵だ。でも、配色や平面構成は、専門的な教育を受けて、さらに凄く計算されたように見える。
この画集を見るとねーなんかやる気が湧いてくるんだよね。
やる気が湧いて描いたのがこういう絵だ。なんだかなぁと思うんだけどね、芸術にはね~、貴賤はないのだよ。
多分ね
横浜出張の話が出たとき、顔では面倒くさがりながらも心の中で小躍りした。
なぜかって言うと横浜にはおいらの大好きな家系ラーメン店「六角家」があるからだ。
六角家のラーメンはとてもおいしい。麺のワシワシ感、鶏油をたっぷり吸ったほうれん草、舌の上でキラキラと転がる濃厚なスープ、食べ応えのある大振りの海苔。
食べている間は本当に幸せな気分になる。しかし、満腹になるにつれ、奇妙な切なさが胸を覆う。
もっと食べていたいのに、何故俺の胃袋には限界があるのか?
何ともやるせなく、おいらは器に薄く残るスープを掬いながら願う “この瞬間が永遠だったなら”。食いしん坊だ、食いしん坊とならこの感情を分かち合えるはず。
家系と呼ばれるジャンルのラーメンは、関西に 2件 3件しか存在しない。とくに、おいらが住んでいる大阪には1件もない。
“大阪にもっと家系を!” 声高に訴えたいのだがそうもいかない。なにしろ開店する端から2年も経たないうちにつぶれてしまうのだ。大阪人の舌にはどうも合わないようだ。
写真はこないだ行ってきた六角家のラーメン(中盛り麺固め)。
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